将来的に子供がほしいと考えている夫婦が家を探す場合、やはり広めの家がほしいと考えるものだと思います。私としても「将来的に子供を2人育てられれば理想的だなー」と思い、70平米・3LDK以上の物件を希望していっました。
しかし実際に契約したマンションは55平米程度の2LDK。部屋数は希望よりも少なく、面積も狭いので将来的にリノベーションして3LDKにするのも難しい物件です。
子育てに適した3LDK以上の物件を探していた私たち夫婦が、なぜ希望面積・間取りよりも狭い2LDKのマンションを選択したのか。その理由について説明していきます。
またおそらく私達のように将来的に子育てしたいから3LDKを検討しつつ、2LDKも選択肢に加えている夫婦は多いのではないかと思います。そういった方々のヒントになれば幸いです。
「ここが良い」と思ったマンションの3LDKが高いと感じた
まあこれが一番大きな理由ですね。月々の住宅ローン返済金額を考慮すると、現時点では3LDKは生活を圧迫するんじゃないか考えました。
2LDKよりも3LDKの方が広いので、当然金額が高くなります。
実はモデルルームの不動産営業からは「3LDKの金額でも住宅ローンの審査は通りますよー」なんて言われていました。今後収入が上がっていくことも加味してそういった提案は受けていました。
しかし住宅ローンの支払いで生活が苦しくなることだけは避けたいと考えていました。そのため月々の住宅ローン返済で生活をそこまで圧迫することがない2LDKの物件も選択肢に加えました。
ちなみに郊外のマンションであれば3LDKでも無理なくやっていけそうでしたが、夫婦ともに「都心部にある好立地で利便性が高い2LDKの方に住みたい!」という結論に至りました。通勤や買い物に便利なのが何物にも代えがたいということですね。
必要であれば引っ越せばいいという考え
将来的に家族が何人になるかは分からない
夫婦で「子供は2人が理想だよね」と話していましたが、しかし将来的に何人家族になるかは現時点で不明です。
希望どおり4人家族になるかもしれませんし、3人家族になるかもしれません。また2人のままという可能性だってゼロではないわけです。つまり現時点で「この部屋を子供部屋に…」なんて考えながら物件を選んでも、その通りにならないことだってあり得ます。
なので子供が2人生まれて小学生くらいになったらマンションを売却して広い3LDKの物件に引っ越せば良いですし、3人家族か夫婦2人のままなら2LDKのままでもやっていけそうです。
現時点では、将来的に家族が何人になるか分からないため「一旦2LDKでもいいか」という判断を取りました。
好立地で利便性が高いマンションなら売却しやすい
引っ越す場合は家を売却しなければなりませんが、都心部にある駅近好立地のマンションなら売却しやすいのも2LDKの物件を購入を後押ししました。
私が購入した物件は駅が目の前にあり、徒歩でスーパーや大きめの商業施設もあります。名古屋なので東京のような値上がりは期待していませんが、購入後も資産価値が維持されやすい物件と考えており、そのような物件であれば恐らく売却もしやすいでしょう。
もし引っ越しが必要になっても、売却しやすい物件であれば金銭的な面からも困る可能性が少ないだろうと思い、間取りよりも立地と利便性を重視しました。
住宅ローン減税や補助金の対象にもなる
2024年3月現在、住宅ローン減税を受けるために、物件の床面積が50平米以上(条件付きで40平米以上に緩和)という条件があります。他にも条件はありますが、とりあえず面積については大抵の2LDKの物件で50平米以上あるので、住宅ローン減税を受けられる広さがあると言えます。
また2024年3月現在、国土交通省が行っている「子育てエコホーム支援事業」についても条件の一つに『延べ面積50㎡以上240㎡以下』という内容があり、条件を満たしています。
こういった制度に物件の面積が関わる条件が含まれていたことを契約する前に初めて知りました。
住宅ローン減税と子育てエコホーム支援事業が受けられることが購入の決定打になったわけではありませんが、少しでもお得にマンションが購入できるならこれらの制度を使わない手はありません。「貰えるものは貰っておこう」の精神で多少なりとも背中を押されました。
まとめ
要するに、気に入ったマンションの中で、住宅ローンの支払いで生活が圧迫されないであろう部屋が2LDKだったという感じですね。せっかく気に入った家を買ったのに、その家に生活を潰されるようなことだけは避けたいと考えていたので、3LDKではなく2LDKを選択しました。
将来的にどのような家族構成になるか分かりませんが、しかし家族が増えて手狭に感じるようになったらマンションを売却して引っ越すことも考えています。駅近で周辺環境も整っているマンションを選んだのでリセールバリューもある程度期待でき、そういった面で引っ越しが必要になった際の金銭的な問題も軽減される可能性が高いと考えています。
広さ・間取りで妥協はあったものの、立地と利便性に優れた物件を購入できたと満足しています。